(2)「靨」の意味
「靨」の意味は、笑うときにほおにできる小さいくぼみのこと。
靨には別の表現もあり、笑うときにできる小さなくぼみ(窪み)より笑窪とも表現されます。
しかし、可愛いえくぼから想像できない漢字ですよね。
「靨」は2つの漢字からできており、「厭(意:おさえる)」と「面(意:かお)」。
えくぼは顔のじん帯と皮膚の深い部分がくっつき、起こる現象に。
えくぼの成り立ちからして、ピッタリの漢字なのです。
また、靨にはほくろという別の意味もあります。
(『広辞苑より』)
(3)「靨」を使ったことわざ
日常生活では、「靨」より「笑窪」や「えくぼ」を使うことがほとんどです。
「靨」は、ことわざとして使われています。
その代表的なことわざが「痘痕も靨」です。
「痘痕も靨」は、「あばたもえくぼ」と読みます。
「好きになると欠点まで好ましく見える」という意味。
痘痕とは、痘瘡、つまり天然痘のことを指し、痘瘡が治ったあと皮膚に残るあとのことです。
そのあとと笑ったときにできる靨が似ていることから、ことわざが誕生しました。
その人のことが好きであれば、痘痕も愛おしく見えるもの。
それほど相手にゾッコンしているという、微笑ましいことわざでもあるのです。
(『広辞苑より』)
あなたには「靨」がありますか?
あるなら、その「靨」を大切に、そしてチャームポイントとして愛してください。
どの「靨」もあなたを魅力的に見せてくれますよ。
(恋愛jp編集部)