これどこの国?!【濠太剌利】自然いっぱいの「あの国」です!

これどこの国?!【濠太剌利】自然いっぱいの「あの国」です!

(2)「濠太剌利」の由来

なぜオーストラリアの漢字表記は、「濠太剌利」となったのでしょうか。
その由来は“オーストラリア”の発音に対し、ただ当てただけの当て字です。

明治時代を中心に名付けられました。
「濠」は「ゴウ」、「太」は「タ」、「剌」は「ラ」、「利」は「リ」となります。

「太」や「利」は、ひらがなのもとの字となるため納得しやすいです。
「剌」の「ラ」は、亜剌比亜、伯剌西爾などの「ラ」としても使用されています。

ここまではそこまで違和感はありませんが、なぜ「オウ」が「濠」なのか。
それは、中国語の読み方「ハオ」から当てた可能性が高いと言われています。

実際、世界の国名を当てる際、中国語を参考にしていることがほとんどです。
(『広辞苑より』)

(3)「濠太剌利」を「豪」「豪州」とあらわす理由

国名は「濠太剌利」と書くのに対し、なぜ「豪」や「豪州」とあらわすのでしょうか。
「濠」は常用漢字ではなくなり、今はすべて「豪」を使用しています。

そのため、「濠」ではなく、「豪」となっているのです。
「豪州」もこのような理由から、こちらで表記されています。

ちなみに、「豪」は「濠太剌利」をあらわし、「州」は「大陸」の意味。
この2つの漢字から「豪州」になっています。
(『広辞苑より』)

世界の国名を漢字で見る機会が少ない今。
サラッと読めれば、非常にカッコイイでしょう。

お家時間がたくさんあるため、この機会にぜひほかの国も知ってはいかがですか。

(恋愛jp編集部)