(2)「背黄青鸚哥」の由来
「背黄青鸚哥」の由来は、日本に初めてきたときが影響しています。
最初にきた鸚哥の背が黄色と青色だったことに由来し、「背黄青鸚哥」になりました。
もし、最初にきた鸚哥が黄色や青色以外の場合、名前が違っていたかもしれません。
「鸚哥」の部分は、2つの漢字から成り立っています。
「鸚」は人の言葉をまねる鳥のことを指し、「哥」はうた(歌)という意味が。
人の言葉をまね、歌うこともするカラフルな鳥=セキセイインコということです。
見たそのままを漢字にしています。
今やペットとされていますが、じつは野鳥。
オーストラリア原産のセキセイインコは、ペット用のインコは違います。
頭と雨覆いは黄色、腰・胸・腹は緑色、尾の中央の二枚は藍色。
今のカラフルなインコは改良されているのです。
(『広辞苑より』)
(3)「背黄青鸚哥」に似た漢字
「背黄青鸚哥」の「鸚」は、ほかの鳥の名前にも使われています。
その代表が「鸚鵡(オウム)」です。
「鸚鵡」も「背黄青鸚哥」のように人のまねをするため、同じ漢字が使われています。
「鸚鵡」も「鸚哥」も、中国からきた言葉です。
しかし、読み方が違うのは発音の関係で異なるため。
同じ意味を持っていても、読み方であらわす鳥が違うのもおもしろいですね。
ちなみに、インコには「音呼」という漢字もあります。
(『広辞苑より』)
いるだけで癒しを与えてくれる「背黄青鸚哥」。
野生とペットでは色が違うことにも驚いたことでしょう。
覚えた知識を、ぜひたくさんの人に教えてあげてくださいね!
(恋愛jp編集部)