(2)「扁桃」の意味
「扁桃」とは、アーモンドの別称でもあります。
日本に入って来たばかりの頃は、「アーモンド」とは言わず、和名で「扁桃」と名付けられていたようです。
また、アーモンドに形が似ていることから名付けられたのが、人体の「扁桃」。
咽頭口蓋弓の左右にある卵形体の隆起のことを指し、細菌の侵入に対する防御器官の役割を持ちます。
たびたび起きる炎症は、「扁桃炎」と言われていますよ。
(『広辞苑』より)
(3)「扁桃」の語源
「扁桃」の読み方や意味がわかったところで、なぜアーモンドは「扁桃」と名付けられたのでしょうか?
アーモンドはバラ科の落葉高木で、花や葉、果実は桃に似ていますが、果肉は薄く平べったいです。
その特徴を捉えて、「扁(平たい)」の漢字を用い、「扁桃」と名付けられました。
(『広辞苑』より)
「扁桃」の読み方や意味をご紹介いたしました。
「扁桃」のように和名にも込められた意味を知ると、植物や果実の特徴を早く捉えられるでしょう。
カタカナ表記が一般的なものも、和名を調べることで、さらに理解を深められますね。
(恋愛jp編集部)