(2)「熟」の意味
「熟」が「つくづく」と読むとわかったところで、意味も調べていきましょう。
普段から使う方も多いかもしれませんが、「つくづく」には「深く感じる」という意味があります。
辛いことが続くと、「つくづく嫌になった」なんて言いますよね。
また、物思いに沈むさまや、入念に見たり考えたりするさまも意味します。
(『広辞苑』より)
(3)「熟」の由来
「熟」という漢字には、「火にかけて柔らかく煮る」という意味があります。
「孰」という部首に「柔らかく煮る」、「れんが」の部首はそのまま「火」を表しているのです。
柔らかくなるまで火で煮る様子が、長時間じっくりと考え事をするさまに似通っていますね。
(『広辞苑』より)
(2)「熟」の使い方
「熟」は「つくづく不運だ」というように嫌な物事に対して使う方が多いですが、それ以外にも使用できます。
念を入れてよく見たり考えたりする際は「つくづく思案する」といったように表記できるでしょう。
慎重に扱う物事に対して、「入念に」と同様の意味で用いられます。
(『広辞苑』より)
「熟」の読み方は、意外に感じた方が多いのではないでしょうか?
平仮名で表記されることが多い言葉ですが、漢字表記でも難なく読めたら鼻が高いですよね。
難読漢字絵を理解することで、一目置かれる存在を目指してみては?
(恋愛jp編集部)