(2)「傀儡」の読み方
「傀儡」……難しすぎて何と読むのか予想もできませんね。
実は「傀儡」には「かいらい」と「くぐつ」2種の読み方があります。
会社で上の立場の人間の勝手な言い分に振り回され、言いなりになってしまう状態も傀儡といえそう。
入社したては仕方ないとはいえ、仕事を必死に覚えて上司の傀儡になるのは避けたいです。
操られている状態なので、当事者は傀儡である自覚はありません。
「傀儡」に「師」で「傀儡師」となると、「人を操って思いのままに動かす人」という意味になります。
めったに使わない言葉ですが、現在社会でも傀儡師と呼ばれるべき人間は多そうですね。
(『広辞苑』より)
(3)江戸時代には「傀儡師」がいた
江戸時代には、木偶人形を使って商売していた人を「傀儡師」と呼ばれていました。
胸に箱をかけてその中から人形を取り出して手品めいたことをします。
「傀儡師」は「かいらいし」や「くぐつし」と読みます。
(『広辞苑』より)
「傀儡」という漢字が今後出てきたら「パペット」を連想したらわかりやすそう。
また、操られるのは人形だけではなくて人間との関わりの中でも発生することです。
このようにどんどん連想して広げると、「傀儡」について深く理解できるでしょう。
(恋愛jp編集部)