(2)「態態」の意味
「態態」とは、その事だけのために、とくに行うさま。特別に。とりたててと特別感のある意味を持っています。
一方で、ことさらに。故意に。わざとと、嫌悪感を抱く意味もあるのです。
使い方次第で、いいも悪いも転んでしまう「態態」。
この言葉を言うのであれば、いい意味でわざわざと言われたいものです。
(『広辞苑より』)
(3)「態態」の語源
「態態」という言葉の語源は、「態態し」が元となっています。
「態態し」は、わざとらしい。ことさらするようであるといった意味です。
意味を見れば、いい意味としては使われていませんでした。
そのため、「態態」にも悪い意味がそのまま残っているのです。
(『広辞苑』より)
(4)「態態」の類語
上記でもお話しましたが、「態態」にはいい意味・悪い意味が存在します。
そのため、意味によって類語は異なるのです。
いい意味での「態態」の類語は、「折角」が当たります。
「折角」とは、めったになく、大切であること。特別という意味です。
悪い意味での「態態」の類語は、「殊更」や「故意」が当たります。
「殊更」とは、わざわざ。わざと。故意にという意味も。
「故意」とは、ことさらにたくらむこと。心あってすることです。
どちらも悪意を感じる意味として使われます。
(『広辞苑』より)
文字としてなかなか書くことがない、「態態」。
しかし、知っていれば、友人や家族に雑学として教えることができます。
ぜひ教えてあげてください!
(恋愛jp編集部)