(2)「鳩尾」の由来
「鳩尾」の由来は、形や音からきています。
まずは形からですが、みぞおちの形は鳩の尻尾に非常に似ていることから「鳩尾」とつけられました。
人体模型など、体の仕組みがわかるもので見てみてください。
本当に鳩のしっぽのような形をしていますよ。
また、「みぞおち」は「みずおち」が訛ってできた言葉でもあります。
水落ちは水が落ちるところになり、人間の体であればみぞおちあたりで水の落ちる場所だったのです。
形や水が落ちるといった観点から、このような言葉が出てくるのはすごいですよね。
(『広辞苑』より)
(3)「鳩尾」は体のどのあたり?
「鳩尾」は胸骨の下の方、胸の中央前面のくぼんだ所にあります。
人間の急所でもあり、ここを強い衝撃が加えられると失神してしまう部位です。
(『広辞苑より』)
(4)「鳩尾」のように難読漢字の部位
体の部位には、「鳩尾」のように難読漢字があります。
それは「顳顬・蟀谷」「項」といった漢字で、これらは「こめかみ」「うなじ」です。
こめかみは「米噛」といった漢字かなと思いきや、まったく別漢字に。
うなじについては「項目」の「項」であるため、そのまま読むことはできません……。
(『広辞苑』より)
鳩の尻尾の形をした鳩尾。
病院の問診くらいしか書くことがありませんが、書けると注目の的になるでしょう。
また、雑学として覚えておくのもひとつです。
(恋愛jp編集部)