(2)「玉蜀黍」の意味
「玉蜀黍」の読み方である「とうもろこし」とは、その名の通り野菜のとうもろこしを意味します。
とうもろこしはイネ科の作物で世界各地で栽培され、小麦・稲に次ぎ食用作物で3位と言われているメジャーな穀物なのです。
茎は1〜3mで、葉は互生し幅5〜10cm長さ約1mと、背の高さや大きさが特徴的ですよね。
別称も多く、「トウキビ」「ナンバンキビ」「トウマメ」など数多くの呼び名をもちます。
(『広辞苑』より)
(3)「玉蜀黍」の由来
とうもろこしを「玉蜀黍」と表記する理由は、その見た目にあります。
16世紀に中南米から日本に渡来してきた玉蜀黍。
その見た目が、中国から渡来してきた「もろこし」という植物に似ていたため、「唐のもろこし」という意味で「とうもろこし」と名付けられました。
「もろこし」は漢字で「蜀黍」と表記しますが、「とう」の字に「玉」を当てたのには理由があります。
とうもろこしの実が黄金色に美しく並んでいることから、宝石を意味する「玉」の字を当てたようです。
「玉蜀黍」という表記がしっくりくるのも納得ですね。
(『広辞苑』より)
今回は「玉蜀黍」の読み方をご紹介いたしました。
「玉蜀黍」の正体や漢字の由来などもわかって、知識が深まったのではないでしょうか?
とうもろこしを食べる際は、ぜひ漢字の「玉蜀黍」について思い出してみてくださいね。
(恋愛jp編集部)