(2)「兵児帯」の意味
「兵児帯」を目にしたことがある方なら既にご存知かもしれませんが、一般的な帯の形状とは異なります。
「兵児帯」の生地は柔らかく広い幅となっており、手軽に巻けるカジュアルな帯として用いられていました。
本来は、男性や子ども用である「兵児帯」。
ですが、ふわっとした見た目が可愛いとされ、現在では女性用の兵児帯も幅広く流通しているのです。
(『広辞苑』より)
(3)「兵児帯」の由来
「兵児帯」とは、元は男性や子どもの扱き帯を指しました。
なぜ「兵児帯」と呼ばれるようになったかというと、薩摩藩が関係しています。
薩摩では、15歳以上25歳以下の男性を、若者を意味する「兵児」と読んでいました。
その「兵児」が身に着ける帯だったので、「兵児帯」と名付けられ現在に至るようです。
(『広辞苑』より)
浴衣のシーズンになると目にする機会が多い「兵児帯」の文字。
正しく読むことができれば、博識な印象を与えることができるかもしれませんね。
意味や由来も把握しておけば、日本文化についての知識を深めることができるでしょう。
(恋愛jp編集部)