(2)「不如帰」の意味
「テッペンカケタカ」と聞こえる鳴き声が個性的な「不如帰」。
漢字のまま「ふじょき」とも読む異名もあります。
「時鳥」「杜鵑」「子規」などとも書き、漢字表記が多い鳥です。
「不如帰」という表記は「帰るに如しからず(かえりたい)」という意味があり、中国の故事に由来があるよう。
少し切ない意味をもつため、「不如帰」と表記することは少ないようです。
同じ名前のユリ科の多年草もあるため混同しやすいのですが、そちらは「杜鵑草」「油点草」などと書きます。
(『広辞苑』より)
(3)「不如帰」の特徴
「不如帰」は、ホトトギス目ホトトギス科の鳥です。
夏鳥として渡来しますが、自ら巣をつくることはありません。
ウグイスなどの巣に産卵し,卵を暖めたり雛を育てる役割は仮親に託しています。
伝説や文学に多く登場し、その鳴き声も相まって神秘的な鳥というイメージもあるようです。
(『広辞苑』より)
「不如帰」の読み方や概要をご紹介しました。
身近な鳥でも、漢字で書くと途端に読めなくなってしまいますね。
とくに「不如帰」は漢字表記の種類も多様なので、すべては難しくてもできる限り覚えておくと鼻が高いでしょう。
(恋愛jp編集部)