(2)「襤褸」の意味
「襤褸」の意味を今一度ご説明しましょう。
「襤褸」には、4つの意味があります。
「使い古して破れなどした、役に立たない布。ぼろきれ」
「着古して破れた着物。つづれ」
「使い古して壊れているもの」
「隠している欠点・短所。または失敗」
もうひとつの読み方「かかふ」は、「ぼろぎれ」という意味です。
「襤褸」といってもさまざま。
ものが古くなることも、自分のダメな部分のことも同じ襤褸になります。
どちらも、正直他人には見られたくないものです。
(『広辞苑』より)
(3)「襤褸」の使い方
「襤褸」は、口でも文字でも表します。
しかし、大半は「ボロ」とカタカナで表記することがほとんど。
漢字で表すことは、ほとんどありません。
「襤褸」の使い方は、下記のようなになります。
「襤褸い服を誤って着ていってしまった」
「襤褸自転車だったにもかかわらず、よくここまでもってくれた」
「いくら繕っても、必ず襤褸が出てしまうもの」
「襤褸」を使ったことわざもあります。
「襤褸は着ていても心は錦」といい、「外見はみすぼらしくても、心は豊かで美しい」という意味です。
普段、「ボロ」と変換するところを、「襤褸」と変換するのもひとつ。
ほかの人より少し飛びぬけることができます。
使うからには襤褸が出ないよう、しっかり理解しておきましょうね。
(『広辞苑より』)
漢字で表すとカッコイイ「襤褸」。
普段、なにげなく使っている言葉にも漢字はあります。
調べてみるのもおもしろいでしょう
(恋愛jp編集部)