(2)「贔屓」の意味
意味を知っている方も多いですが、復習がてら見ていきましょう。
「贔屓」には、2つの意味があります。
「気に入った者に特別に目をかけ、力を添えて助けること。後援すること」
「後援者。パトロン」
お気に入りのお店に買い物しに行くのも贔屓です。
言葉で言う以外にも、行動で示していることも多いのが「贔屓」になります。
(『広辞苑』より)
(3)「贔屓」の語源
「ひいき」と読んでいますが、「ひき」が転じたものです。
「贔」は「重いものを背負う」という意味。
「屓」は「力強い」や「息が荒い」といった意味があります。
これら2文字を組み合わせた「贔屓」は、「力強く、重いものを背負う」という意味に。
これがきっかけで、特別に引き立てるといった意味をもつ「贔屓」となったのです。
「贔屓」という漢字自体は、中国からきています。
(『広辞苑より』)
(4)「贔屓」を使った言葉
最後に、「贔屓」を使った言葉をご紹介します。
よく耳にするあの言葉も「贔屓」を使いますよ。
「贔屓贔屓」は「ひいきびいき」と読み、「思い思いに、自分の好むほうへとひいきする」という意味合いに。
「贔屓分」は「ひいきぶん」と読み、「ひいきの仕方」をいいます。
「依怙贔屓」は「えこひいき」と読み、「みなに公平ではなく、ある人をとくにひいきする」という意味です。
贔屓もどのように贔屓するかで、言い方が変わります。
ぜひ覚えておくといいでしょう。
(『広辞苑』より)
悪いイメージをもたれる「贔屓」。
何事も肩入れしすぎることはいいことではありませんが、気に入って使うことは素敵なことですよね。
ぜひ周りの人にも教えてあげてください。
(恋愛jp編集部)