(2)「壁蝨」の意味
「壁蝨」の読み方がわかったところで、意味のおさらいをしましょう。
畳の中や布団に潜んでいる「壁蝨」ですが、その正体はクモ綱ダニ目の節足動物。
動植物に寄生するものもあり、血を吸ったり傷を負わせる場合もあります。
マダニ、ハダニ、コナダニなど、日本だけで2000種近くもいて、土や水、海などあらゆる場所に生活できる適応力も持ち合わせているのです。
(『広辞苑』より)
(3)「壁蝨」の比喩表現
小型の虫を意味する「壁蝨」ですが、人を形容する際にも使われる場合があります。
人畜に寄生し血を吸う種類もあるため、他人の稼ぎやお金を巻き上げて生活する者を「社会の壁蝨」「会社の壁蝨」などと表現することもあるのです。
転じて、人に嫌われるものの形容にも使われます。
どちらにせよいい意味をもたないため、使う機会が少ないに越したことはありませんね。
(『広辞苑』より)
今回は「壁蝨」の読み方を紹介しました。
嫌いな人も多い虫ですが、漢字表記には少し興味をもった方もいるのでは?
一般的ではない読みのため、さらりと読めると賢い印象を得られるかもしれませんよ。
(恋愛jp編集部)