(2)「轆轤」とはどのような道具?
「轆轤」は、回転運動をする器機のことで、手動と自動があります。
轆轤と聞くと、陶芸のときに使う道具だけではなく、回転運動するものはすべて「轆轤」になるのです。
陶芸作品を作る轆轤以外に、どのような轆轤があるのかみていきましょう。
・重いものを引いたり上げたりする装置(まんりき、しゃち、かぐらさん)
・木地細工などで円い挽き物を作る工具
・轆轤台
・車井戸の縄をかけてつるべを上下させる滑車
ひと言で轆轤といってもその種類や大きさはさまざまです。
これらはすべて身近で目にするものばかりではないでしょうか。
それ以外にも、傘の骨をつなぎまとめる部分も轆轤と呼びます。
(『広辞苑』より)
(3)「轆轤」を使った言葉
普段の生活で「轆轤」を使う場面は多くありませんが、轆轤を使った言葉はあります。
さっそくご紹介しましょう。
「轆轤鉋」とは、「ろくろを用いて材料をえぐりけずる道具」のことです。
「轆轤首」「轆轤っ首」とは、「首が非常に長く、自由に伸縮できる化け物」。
「轆轤台」とは、「円形の陶器を造る台」で、別名・陶車ともいいます。
「轆轤細工」は、「轆轤で挽いて器具を製作する細工」のことです。
意外と轆轤を使った言葉が多いですね。
中でも、ろくろ首のろくろが「轆轤」であることは驚きではないでしょうか。
(『広辞苑より』)
難しい漢字が並んだ「轆轤」。
普段は目にしないからこそ、サラッと読めたらカッコイイ漢字です。
ぜひ周りの人に披露してみるといいでしょう。
(恋愛jp編集部)