(2)「筐底」の意味
「筐底」とは、いったいどのような意味でしょう。
「筐底」は、「箱の底。箱の中」をさします。
箱の中の空間にも、漢字が存在していることに驚いたのではないでしょうか。
箱の中や箱の底という必要はありません。
これを知ったからには、これらはすべて「筐底」といえばOKです。
(『広辞苑』より)
(3)「筐底」の成り立ち
「筐底」は、それぞれどのような意味があるのかみていきましょう。
「筐」とは、竹で作ったかごや箱など、四角い入れ物をさし、「底」とは、そこや奥深いところを意味します。
「筐底」は、見た目そのものを漢字にしていることがわかりますね。
(『広辞苑より』)
(4)「筐底」を使ったことわざ
「筐底」には、ことわざがあります。
もしかすると、一度は聞いたことがあることわざではないでしょうか。
そのことわざとは、「筐底に秘す」。
この意味とは、「人の眼にふれないように、箱の底深くしまっておく」ということです。
人には、見てほしくないことや知られたくないことがありますよね。
誰にも知られず、心の奥深くしまっておく、この様子がこのことわざになります。
使い方としては、「作品を書いたものの、あまりのできの悪さに筐底に秘した」。
恥ずかしいものは、誰にも見られたくないですよね。
このことわざはよく使うので覚えておきましょう。
(『広辞苑』より)
読めそうで読めない漢字の「筐底」。
成り立ちを知ると、非常に簡単な漢字で構成されていることがわかります。
まわりの人にも教えてあげてくださいね。
(恋愛jp編集部)