(2)「屑屑」の意味
「屑屑」には、三つ意味があります。
「こせこせと小事にかかわるさま」
「せわしく働くさま」
「雨などが細かく降るさま」ということを「屑屑」はあらわしています。
イメージとしては、ちょこまか動くというのがピッタリ。
落ち着きがないという感じも、屑屑に当てはまるのではないでしょうか。
(『広辞苑』より)
(3)「屑屑」の使い方
「屑屑」はどのようなときに使うのでしょうか。
例文をご紹介するので、使い方をみていきましょう。
「あの人は屑屑たる退屈な人だから一緒にいられない」
「屑屑として目の前の仕事に取り組む」
「屑屑として木々を濡らしている」
いい意味でも悪い意味としても使えるのが「屑屑」といえるでしょう。
(『広辞苑』より)
(4)「屑屑」と同じ読み方をする漢字
「屑屑」同様、同じ読み方をし、同じ漢字が並んだ漢字がほかにもあります。
同じ読み方をするものの、あらわす漢字によっては全くの別物です。
その漢字とは「切切」と「節節」。
「切切」の意味は、「ねんごろのさま。心のこもっているさま。情のせまるさま」です。
それ以外に、「声や音などの憂いがあり、ひしひしとせまるさま」というのもあります。
「節節」の意味は、「おりおり。その時その時。たびたび。ちょくちょく」です。
(『広辞苑』より)
「屑」を「くず」ではなく「せつ」と読む「屑屑」。
「屑屑」のように、まだまだ同じ漢字の熟語は多く存在しています。
この機会に、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
(恋愛jp編集部)