(2)万葉集や枕草子の中で使われている!
万葉集6の中で「あれまさむ御子のつぎつぎ天の下領らしいませと」と使われています。
万葉集7にも、「葛城の高間の草野(かやの)はや領りて標(しめ)ささましを今ぞ悔しき」とありますよ。
さらに、枕草子28には「わが領る人にてある人の、早う見し女のことほめ言ひ出でなどするも」とあるのです。
これらの文章の「領る」の部分から読み方を察してみましょう。
(『広辞苑』より)
(3)「領る」の意味について
まだ読み方がわからないという人は、先に意味を理解しましょう。
「領る」には「納める・君臨する・統治する」という意味があります。
他にも「占める・領有する」や「(妻・愛人などとして)世話をする」という意味が。
これら3つのヒントから、正解の読み方を導き出してみてください。
次で、「領る」の読み方について答え合わせをしましょうね。
(『広辞苑』より)
(4)分かったかな?読み方の正解は……
お待たせしました……「領る」の読み方の正解は「しる」です!
正解したあなた、おめでとうございます。
どのヒントで答えにたどり着きましたか?
意味とセットでしっかりマスターしておいてください。
(『広辞苑』より)
初めは、どう考えても「りょうる」としか読めないという印象だったあなた。
ここまで読んでくれたなら、「領る」についてかなり詳しくなったはずです。
とはいえ使わないと忘れるので、話す機会を見つけてアウトプットしましょう。
(恋愛jp編集部)