(2)「護謨」の意味
読み方がわかったところで、改めて「護謨」の意味をおさらいしましょう。
「護謨」とは、力を加えると変形するものの、すぐに元の形状に戻る性質をもつ物質を意味します。
一般家庭にあるのは、「輪ゴム」や「ヘアゴム」などが多いでしょう。
他にも、タイヤやチューブ、ホース、ベルト、靴、おもちゃなど、「護謨」はあらゆるものに使われているのです。
また、植物の分泌液から生じる高分子多糖類のことも「護謨」と称します。
こちらは「チューインガム」の原料とも言われているのです。
身近なものですが、漢字で表記されるとまったく知らない物体のように感じられて、興味が増しますね。
(『広辞苑』より)
(3)「護謨」の原料
私たちの生活に馴染んでいる「護謨」ですが、何から作られているのかご存知でしょうか?
実は「護謨」の原料は2種類あり、ゴム植物の分泌液を主原料とする「天然ゴム」と、石油やナフサを原料とした「合成ゴム」があります。
現在はバイオマスの観点から、石油をほとんど使わない「天然由来のゴム」が注目されているようです。
環境に配慮した「護謨」は、今後の地球に求められている物質と言えるでしょう。
(『広辞苑』より)
今回は「護謨」の読み方や意味、原料などもご紹介しました。
私たちの身の回りには、「護謨」を使用した商品や物があふれています。
「護謨」を目にすることがあれば、ぜひこの漢字を思い出してくださいね。
(恋愛jp編集部)