(2)「瓩」とはどのような単位?
ここからは少し復習していきます。
「瓩」とは、質量の単位のこと。
MKSA単位系、国際単位系(SI)の基本単位のことです。
よく目にする「kg」は世界共通の単位で、「瓩」は日本での単位。
普段の生活では目にすることが少ないものの、昔の書物を見ると出てきます。
ぜひ知識として覚えておくとカッコイイですよ。
(『広辞苑』より)
(3)「瓩」の「瓦」は重さのこと
「瓩」をはじめ、重さに関する漢字はすべて「瓦」で表記。
ここからは重さの単位で、よく使われるものをご紹介します。
「瓦」は「グラム」
「瓱」は「ミリグラム」
「甅」は「センチグラム」
「瓰」は「デシグラム」
「瓧」は「デカグラム」
「瓸」は「ヘクトグラム」
「瓲」は「トン」に表記されています。
重さだけの単位でもこれほどの漢字が使われているのです。
ちなみに、長さは「米」、体積は「立」と表記。
米に関しては家を建てる際、よく使っているのでなじみがあるのではないでしょうか。
(『広辞苑』より)
(4)「瓩」をはじめ「瓦」が使われた由来
明治時代につけられたこの漢字。
なぜ「瓦」が重さ関連の漢字になったのかというと、ガランマやグラムの音訳の一文字目から取ったためです。
ようは当て字ということに。
国名もそうですが、この当時は音に当てはめて漢字を当てて作っていました。
(『広辞苑』より)
キログラムを漢字であらわした「瓩」。
昔の人は国名以外にも、単位まで漢字表記していたのは本当に驚きです。
まだまだ漢字単位はあるので、ぜひ調べてみてください。
(恋愛jp編集部)