(2)「寒蝉」の意味
「寒蝉」の読み方がわかったところで、意味についても調べてみましょう。
「寒蝉」はセミ科の生物で、7月末から9月末にかけて「おおしいつくつく」と鳴きます。
その鳴き声から、「つくつくぼうし」と呼ばれ、親しまれるようになりました。
秋の季語でもあり、涼しくなり始める季節に響き渡る鳴き声は、どこか郷愁を感じさせますよね。
(『広辞苑』より)
(3)「寒蝉」の異名
「つくつくぼうし」は「寒蝉」だけでなく、他にも名前をもちます。
可愛らしさを感じさせる「筑紫恋し(つくしこいし)」、みんみん蝉という意味ももつ「蛁蟟(ちょうりょう)」、鳴き声を名前にした「法師蝉(ほうしぜみ)」など、その名前はさまざま。
俳句の季語にも使われており、風情の感じられる名前ばかりです。
また、「寒蝉」は「ひぐらし」の古い呼び名とも言われています。
(『広辞苑』より)
今回は、「寒蝉」の読み方や意味についてご紹介しました。
「寒蝉」の美しい鳴き声に耳をすませば、季節の移り変わりを耳で楽しめるはず。
「おおしいつくつく」の鳴き声が聞こえたら、「寒蝉」という漢字表記のことも思い出してみてくださいね。
(恋愛jp編集部)