(2)【雛罌粟】の意味
「雛罌粟」とはケシ科の1年草のことを指し、西アジアが原産の植物です。
花は紅や桃色、白などに色づき、5月頃に薄い4弁の花を開かせます。
花だんや公園に咲く姿を目にしたことがある方も多いでしょう。
「雛罌粟」は「ポピー」「コクリコ」とも呼ばれ、別名として「美人草」という名前もあります。
漢名は「虞美人草(ぐびじんそう)」「麗春花(れいしゅんか)」といった華やかな名前が付けられており、多くの人に愛でられている花です。
また、夏の季語として、俳句や短歌にも用いられています。
(『広辞苑』より)
(3)【雛罌粟】の仲間
「雛罌粟」を含むケシ科ケシ属は、約50属700種ほどあります。
中には、阿片やモルヒネを精製できる種もあるため、一般の栽培が禁じられているものも。
ただし、「雛罌粟」「鬼罌粟(おにげし)」「アイスランドポピー」といった種は危険性のある物質が取れないため、栽培可能となっているようです。
可愛らしいケシ科の植物にも、意外な一面があるのですね。
(『広辞苑』より)
今回は「雛罌粟」の読み方や意味についてご紹介しました。
身近な植物ですが難読漢字にあたるため、さらりと読めたら一目置かれるようになるかもしれませんね。
この機会にぜひ、覚えておきましょう。
(恋愛jp編集部)