(2)「蘊蓄」の意味
「薀蓄」には2つの意味があります。
1つは、「物を十分にたくわえること」。
もう1つは、「知識を深く積み貯えてあることや、その知識」を指すのです。
一般的には、後者の意味で使われることが多いでしょう。
また、「薀蓄」の「薀」は「たくわえ」「奥深い」という意味があります。
(『広辞苑』より)
(3)「蘊蓄」の使い方
「薀蓄」という言葉の使い所もご紹介しましょう。
ある物事について深い知識がある人を「蘊蓄がある」と表現することができます。
また、「蘊蓄を傾ける」とは「自分の学識や技能を発揮する」ことを意味する言葉です。
しかし「蘊蓄をひけらかす」と表せば、「聞きかじりの雑学をひけらかす」という意味になります。
動詞によっては意味合いが変わってくるのも、「薀蓄」という言葉の興味深いところですね。
(『広辞苑』より)
(4)「蘊蓄」の類義語
「薀蓄」には、いくつか似たような意味の言葉があります。
「学問と知識」を意味する「学識」や、「見て知った知識」を意味する「知見」、「学問や技芸に深く達していること」を意味する「造詣」など、類語が数多く存在するのです。
それぞれニュアンスが異なるので、場面によって使い分けるといいでしょう。
(『広辞苑』より)
今回は、「薀蓄」という言葉についてご紹介しました。
「薀蓄」は、たくさんあればそれだけ知的な印象を与えられるものです。
この漢字が読めること自体、立派な「蘊蓄」のひとつとなるので、ぜひ覚えておきましょう。
(恋愛jp編集部)