(2)「水翻」の意味
「水翻」の読み方がわかったところで、意味も調べていきましょう。
「水翻」とは、先述した通り茶道具のひとつ。
茶道では、お茶を点てる際に茶碗をすすぐのですが、そのすすいだ水を捨てる器を「水翻」というのです。
「水翻」には、陶器製、金属製、木地物や、近年ではアクリル製の軽くて丈夫なものもあります。
また、「水翻」は、「翻水」や「こぼし」ともいわれているのです。
(『広辞苑』より)
(3)「水翻」の異なる読み方
ここまでご紹介した「水翻」ですが、「みずこぼし」とは異なる読み方と意味もあるのです。
別の読み方である「みずこぼれ」ですが、こちらは「分水嶺」を意味します。
「分水嶺」とは、「流水の分かれ目となる山脈」を意味する言葉。
転じて「物事の成り行きが決まる分かれ目」という意味ももつのです。
同じ漢字で、まったく異なる意味をもつのも興味深いですね。
(『広辞苑』より)
今回は「水翻」の読み方や意味について紹介しました。
茶道をたしなむ方もそうでない方も、日本の伝統文化のひとつとして覚えておくといいでしょう。
いざというときにサラリと読めたら、知的な印象を得られるはずです♪
(恋愛jp編集部)