(2)「水雲」とはどんな食べ物?
「水雲」とは、褐藻類ナガマツモ目ナガマツモ科の一年生海藻のこと。
糸状の形に枝分かれをしており、なめらかで粘り気があります。
全体的にパッと見ると、深緑っぽい感じがするものの、じつは褐色。
集まるとそこまで褐色には見えないのですが、意外にも緑色はしていません。
水雲は単体で生息するわけではなく、静かな内湾のホンダワラ類にくっつい成長します。
なんだか可愛らしいですね。
酢の物や天ぷら、お味噌汁などとしておいしく食べることができます。
(『広辞苑』より)
(3)「水雲」の由来
「もずく」ですが、由来は育つ環境が大きく影響しています。
ホンダワラ類と呼ばれる海藻にくっついて大きくなることから、藻が付く「藻付く」ことからきているのです。
「水雲」とあらわす由来としては、海藻の動きで影響しています。
水の中で浮かぶ雲や、海の中をゆっくり揺れる様子から「水雲」とついたようです。
(『広辞苑』より)
(4)「水雲」以外の漢字
先ほども言いましたが、「水雲」にはほかにも仲間がいます。
その漢字が「海蘊」「藻付」「海雲」といったものです。
あなたは、どの漢字のもずくが好きでしょうか。
(『広辞苑』より)
目にするものの意外な漢字であらわされる「水雲」。
これから寒さが厳しくなるため、ネバネバの水雲を食べて元気で過ごしましょう。
知らない方も多いので、ぜひ雑学として披露してみてください。
(恋愛jp編集部)