(2)「莨」は嗜好品のひとつ
アルコールに続き、大人の嗜みである莨。
莨がどのようなものであるか、あらためて見てみるとおもしろいですよ。
莨の素となる葉っぱは、ナス科の大形一年草。
なんと莨は食べるナスやトマト、じゃがいもと同じということに驚きですよね!
ナス科の中のタバコ属が莨になるのです。
はじめは観賞用・薬用として栽培され、日本には16世紀に九州に伝わりました。
莨の葉っぱはキレイな緑で、花も咲かせます。
花は管状の赤、もしくは白色をし、それは非常にキレイな色をしているようです。
この葉っぱを発酵させ、葉巻・巻煙草・刻み煙草などとなります。
莨とひと言でいっても、さまざまな種類があるので調べてみるのもおもしろいでしょう。
(『広辞苑』より)
(3)「莨」はいつから吸われている?
莨の歴史を見てみると、7世紀から吸われているようです。
最初に吸った人物はマヤ文明で有名なマヤ人で、日本は江戸時代から吸いはじめています。
ここまで急速に莨が広まったのは、アメリカ大陸の発見です。
このとき、インディアンの人たちが吸っていたようで、それをヨーロッパに持ち帰ったことが大きなきっかけになりました。
もし、大陸の発見が遅ければ、日本に伝わるのも遅かったことでしょう。
(『広辞苑』より)
トータル的に見ると歴史は古い「莨」。
しかし、依存性や毒性が高いため、アルコール同様、健康を脅かすものです。
過度にならないよう、節度をもって楽しんでくださいね。
(恋愛jp編集部)