(2)「鰥夫」とはどのような人?
鰥夫とは、妻のいない男の人、または妻を亡くした男の人をいいます。
婚姻歴がなくてもあっても、妻のいない人のことが鰥夫なのです。
別の言い方がよく知られていますが、それは主に女性に使われる言葉。
このようなことから、鰥夫が男性に使う適切な言葉となります。
ちなみに、やもおは男やもめともいい、独身女性の「やもめ」と区別するため“男”とついたようです。
(『広辞苑』より)
(3)「鰥夫」の由来
妻のいない男性である「やもお(鰥夫)」ですが、どのような由来があるのでしょうか。
やもおがあるように、女性バージョンの「やもめ」もあります。
“やも”の部分は、家を独りで守る「家守」からきていると考えられているようです。
「お」と「め」は、男女を区別する言葉に。
このことから、「やもお」や「やもめ」が生まれたといわれています。
(『広辞苑』より)
(4)「鰥夫」のように独り身をあらわす言葉
独り身の男性を「鰥夫」というように、ほかにも独り身をさす言葉があります。
男性は「鰥」や「寡男」が該当しますが、女性は多いです。
「やもめ」や「寡婦」、「未亡人」「後家」といった言葉が該当し、それぞれ独り身の女性をさします。
「やもめ」は夫のいない女性、夫を亡くした女性。
「寡婦」は夫と死別、もしくは離婚して再婚していない女性。
「後家」とは夫と死別して、その家を守っている寡婦。
「未亡人」とは、夫と死別した女性のことです。
すべて似ているものの、少しずつ違いがありますね。
(『広辞苑』より)
独身、もしくは妻と死別した男性をさす「鰥夫」。
女性に対しての言葉はあるものの、男性に対しての言葉はあまり知られていません。
そのため、雑学としてぜひ友人などに教えてあげてくださいね。
(恋愛jp編集部)