(2)「夾竹桃」はどんな植物?
夾竹桃とは、キョウチクトウ科の常緑大抵木。
インドが原産で、約3メートルもある高い木です。
夾竹桃は非常に強い植物であるため、庭木に向いています。
葉っぱも枝も細いのが特徴です。
とくに枝はちょうどいい細さであるため、箸がわりにもできますが、じつは非常に危険。
なんと毒があり、その毒は乳液の中に入っています。
口に入れば、死んでしまうほどの猛毒なので、決して箸の代わりにはしないでくださいね。
枝以外にも、花・葉・根・果実とすべて毒だらけです。
そのため、扱いは慎重にしなければなりません。
紅色の花が咲くのは夏です。
濃い緑色にピンク色の花と、夏の青空によく映えますね。
葉っぱは薬となり、強心や利尿に有効です。
(『広辞苑』より)
(3)「夾竹桃」がなぜよく植えられるのか?
必ずといっていいほど目にする夾竹桃ですが、なぜ頻繁に植えられているのでしょうか。
それには夾竹桃の葉っぱに特徴があります。
細く鋭い葉っぱの裏には、小さくくぼんだものがあります。
内側には毛が生えており、これがフィルターのような役割を担っているのです。
そのため、有害物質を防ぐことができるようになっています。
このことから、汚染されやすい高速道路や街路樹、公園などに植えられているのです。
これで、夾竹桃が植えられている謎が解けたのではないでしょうか。
(『広辞苑』より)
樹木の中でも頻繁に目にする「夾竹桃」。
立派な庭木である一方、葉っぱから根まですべてに毒がある大変な木です。
友人などに「この木の名前知っている?」と、目にしたとき教えてあげるといいでしょう。
(恋愛jp編集部)