(2)「楚」の意味
「楚」の読み方がわかったところで、意味についても紹介します。
「楚」とは、「木の枝や幹から細く長くのびた若い小枝」という意味です。
「ほそやか」「ほっそり」といった状態を表す形容詞でもあり、小枝と重なりますね。
古くは枕草子に登場した言葉で、文学的な言葉です。
また、「刑罰の具」「杖や鞭の類」を指す言葉でもあります。
「楚」は「苦痛」という意味の漢字でもあるのですが、「刑罰の具」という意味が転じて、そのような意味合いをもつようになったのでしょう。
同じ読み方でも、まったく異なる意味をもつ興味深い言葉です。
(『広辞苑』より)
(3)「楚」の異なる読み方
「楚(すわえ)」という言葉は、読み方に変化が生じたり鈍ったことによって、異なる読み方がいくつか存在します。
「すえだ」「すばえ」「ずわい」なども、「楚(すわえ)」と同じ意味をもつ言葉です。
同じ意味をもつのに、読み方が多く存在するなんて面白いですね。
(『広辞苑』より)
今回は、「楚」の読み方や意味についてご紹介しました。
さまざまな読み方や意味をもつ漢字のため、活用することもある漢字かもしれません。
ぜひ、この機会に覚えておいてくださいね。
(恋愛jp編集部)