(2)「臑」の意味
「臑」の読み方がわかったところで、どの部分のことを指すのかおさらいしましょう。
「臑」は下半身の、膝からくるぶしに至る部分を指します。
骨ばっている部分のため、ぶつけると強い痛みに襲われることもあるでしょう。
また、「臑」は「脛」と表記することも可能です。
(『広辞苑』より)
(3)「臑」を使った慣用句
「臑」を用いた慣用句は、いくつか存在します。
冒頭でも紹介した「臑をかじる」というのも、そのうちのひとつです。
「独立して生活できず、親や他人に養ってもらうこと」を意味し、そのような人を「臑かじり」と呼びます。
また、「臑に疵(きず)持つ」という言葉も、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
こちらは「隠した悪事がある」「やましいことがある」という意味の慣用句です。
いずれも、「臑」を大事な部分と捉えているからこそ生まれた慣用句と考えられるでしょう。
(『広辞苑』より)
今回は「臑」の読み方や意味について紹介しました。
「臑」を用いた慣用句は汎用性も高いので、覚えておいて損はないでしょう。
使用する頻度も高い言葉なので、サラリと読めたら鼻が高いかもしれませんね。
(恋愛jp編集部)