(2)「樹懶」の意味
「樹懶」の読み方がわかったところで、意味についてもおさらいしましょう。
「樹懶」とは、アリクイ目ナマケモノ科の哺乳類を指します。
動物園などで目にした経験がある方も多いはず。
木にぶら下がって生活し、ほとんど木から降りずにぼーっとしている様子や、動きがゆっくりしていることから、「なまけもの」という名前になったと考えられますね。
ちなみに、木の葉や果実を食べるため、木から降りる必要がほとんどないのだとか。
木の枝に長時間ぶら下がっても折れない鉤爪も、「樹懶」の魅力のひとつかもしれません。
(『広辞苑』より)
(3)「樹懶」の由来
「懶」は「ものぐさ」と読みます。
ものぐさとは「無精なことや無精な人」で、「懶」一文字で「おこたる」「なまける」という意味合いになるのです。
また、「懶」は訓読みをすると「懶ける(なまける)」と読むことができます。
「樹の上で懶ける」生き物として、「樹懶」という名が体を表しているのですね。
(『広辞苑』より)
今回は、「樹懶」の読み方や意味について紹介しました。
動物のナマケモノは、「怠け者」ではなく、「樹懶」という漢字を使用するので、ぜひ覚えておきましょう。
動物園などでサラリと読めたら、一目置かれるかもしれません。
(恋愛jp編集部)