(2)「笊」はどんな用品?
「笊」がどのような用品であるか、おさらい程度に見ていきましょう。
笊とは、「竹の薄辺やプラスチックなどで編んで円くくぼんだ形に造った容器」のこと。
網目のすき間から、余分な水分が出ていきます。
料理によっては水気があると、油によるハネや味が変わるといったこともあるでしょう。
おいしく、そして安全に料理するためにも、笊での水切りは大切です。
(『広辞苑』より)
(3)「笊」にはもうひとつ意味がある!
キッチン用品としての「笊」以外に、悪い意味の「笊」もあります。
その意味とは、漏れの多いことのたとえです。
「何度やっても笊ではダメ!」などと聞いたことがある方もいるかもしれません。
網目から抜けるというところから、このような意味がついたのでしょう。
(『広辞苑』より)
(4)「笊」の由来
竹がついていることが大きなヒントになっています。
意味にも挙がっていますが、笊は昔、細く薄い竹を編んで造っていました。
それが「笊」の由来になります。
ちなみに昔の笊は今のようにまるくなく、平に近い笊です。
ざるそばを乗せる笊が、昔の笊とのこと。
竹はわかりますが、爪が気になるでしょう。
竹を編む際、手を使っていたことから「笊」という漢字になったそうです。
(『広辞苑』より)
料理に欠かせないキッチン用品である「笊」。
笊は漢字よりひらがなやカタカナで表記することが多いので、知っている時点で鼻が高いでしょう。
ぜひ周りの人にも教えてあげてはいかがでしょうか。
(恋愛jp編集部)