(2)「蜆」はどんな生き物?
蜆は、シジミガイ科の2枚貝のことです。
貝の大きさは2〜3cmと小さく、暗褐色もしくは漆黒色で中はやや紫色になっています。
生息地は淡水や汽水域で、湖や川に多く生息しています。
貝の中にある肉の部分は食用になり、味噌汁や酒蒸しなどほかの貝と同じように料理OK。
小さいので、パクパク食べられそうですね!
また、蜆にはオルニチンといわれる体に嬉しい成分も含まれているそうです。
元気がないな……というときも、蜆を食べると元気になれるかもしれません。
(『広辞苑』より)
(3)虫でもないのになぜ「蜆」と書くの?
生き物ではありますが、虫ではない蜆。
むしろ貝や魚といった海の生き物を連想させるものがしっくりくるでしょう。
しかし、そこには理由があります。
蜆をそれぞれ分解したとき、「虫」は昆虫などの虫ではなく「小さなもの」に。
「見」は「あらわれる」という意味になるそうです。
蜆が浅瀬に顔を出したとき、小さな貝があらわれたということから「蜆」になりました。
ちなみに、「しじみ」は「ちぢみ」が転じてできた呼び方です。
ほかの貝に比べると、小さく縮んだような形をしていることからこのようになったのでしょう。
(『広辞苑』より)
小さいのに、体を元気にしてくれる成分がある「蜆」。
蜆の由来は、非常に勉強になることが多かったのではないでしょうか。
スーパーなどで蜆を見かけた際、ぜひ手にとり料理してみるのもいいですね。
(恋愛jp編集部)