(2)「沓」ってどんなもの?
沓や靴、履を含む「くつ」についてご紹介していきます。
その中に足を入れて歩行するためのアイテムです。
今は合成ゴムや革といった素材が主流ではありますが、昔は革や木、糸、麻、錦、藁などから作っていました。
束帯や衣冠などは麻沓や靴(かのくつ)、半靴(ほうか)、深沓などを履いていました。
今も昔も特別な行事があるときは、くつも特別仕様になっていますね。
なんだかくつにも深い歴史がありそうです。
(『広辞苑』より)
(3)「くつ(沓)」の語源
くつ(沓)の語源は、朝鮮語である「グドゥ」といわれています。
じつは、くつ(沓)は朝鮮半島から伝わってきました。
そのとき、くつであるグドゥも一緒に伝わり、くつという呼び方に変わったのでしょう。
(『広辞苑』より)
(4)なぜ“くつ”だけで「沓」「靴」「履」
今は「靴」のみで表記されていますが、それぞれ用途が別々です。
まず、今回のメインである「沓」は、日本古来に履いていたくつをさします。
歴史上の人物が履いているあのくつが「沓」です。
そして、藁や木、草などで作られたくつを「履」といいます。
文明開化により、くつにも変化があらわれ「沓」や「履」だけでなく、革が多く広まったことから「靴」が定着しました。
沓〜靴までと、非常に歴史があると感じることでしょう。
(『広辞苑』より)
日本古来のくつとして用いられた「沓」。
今はあまり目にすることがない「くつ」も中にはありますが、勉強になることがたくさんですね!
ぜひこの知識を、まわりの人にも教えてあげてみてください。
(恋愛jp編集部)