(2)「犒い」は相手に対する気持ちからの行動
犒いとは、ねぎらうこと。または、相手の努力に対し謝意をあらわすことです。
頑張っている人に対し、心からする行動をさします。
人一倍頑張っている人に、よく似合う言葉ではないでしょうか。
(『広辞苑』より)
(3)「ねぎらう(犒う)」の語源
ここでは「ねぎらう」の語源について見ていきます。
ねぎらうは、奈良時代の上二段動詞である「ねぐ」がもとです。
意味として、神の心を和らげて加護を祈る、または相手の苦労をいたわるという意味がありました。
そこから、先ほどの意味が込められた「ねぎらう」が生まれたそうです。
(『広辞苑』より)
(4)「犒う」は目上の人にはNG?
犒うという言葉は、目上の人には使ってはNGに。
目上の人から目下の人に対して使う言葉になります。
職場での様子を思い浮かべるといいでしょう。
大きな仕事が終わった上司に「お疲れさま」とは言いませんよね。
「このプロジェクトが無事終わったのも○○部長のお力添えがあったからこそです」など、自然と相手を敬う言葉を使っているはずです。
年代によっても捉え方はさまざまですが、年上の人に犒うという言葉を使うのは気分を害する可能性が高いでしょう。
使うなら仲間内で使うようにしましょうね。
(『広辞苑』より)
相手の大変さを気遣う様子をあらわした「犒う」。
思いやる気持ちがあってこそ、このような行動が取れるのでしょう。
毎日頑張っている彼や旦那さん、友だちに犒いの言葉をかけてみるのもいいですよ。
(恋愛jp編集部)