読めそうで読めない!【愛しむ】「いとしむ」ではないですよ!

読めそうで読めない!【愛しむ】「いとしむ」ではないですよ!

(2)「愛しむ」は惜しむと同じ意味

「愛しむ」の意味も読み方同様、さまざまな意味をもっています。
手放さなければならないものに対し、捨てがたい・愛着をもつ・名残惜しく思うという意味。

いつくしむ、深く愛でる、いつくしむという意味。
金品を費やしたり、労力をかけたりすることをもったいないと思う、物惜しみする、出し惜しむという意味。

大事にする、尊重するという意味になります。
(『広辞苑』より)

(3)「愛しむ」と「惜しむ」にも違いがある

「愛しむ」も「惜しむ」も、広辞苑では同じ扱いをしています。
しかし、同じ意味をもっていても漢字が違えば違うところもあるでしょう。

“愛”がついている分、愛情や愛着に対しては惜しむより強いです。
そのため、意味の中で使い分けるなら「手放さなければならないものに対して愛着をもつ、いつくしむ、深く愛でる」といったところになります。

つまりその対象に対して、どのくらい思い入れがあるかどうかです。
名残惜しいと軽く思う程度なら「惜しむ」、わかってはいるけれど捨てづらいなら「愛しむ」。

このような感じで使い分けてみるといいでしょう。
(『広辞苑』より)

「いとしむ」をはじめ、「いつくしむ」「おしむ」と読む「愛しむ」。
「愛」が入るだけで、温かみをもつ意味合いになるのはなんだか素敵ですね♪

送り仮名によって「愛」も変化するので、ほかにどんなものがあるのか見てみてください。

(恋愛jp編集部)