(2)「黠奴」の意味
「黠奴」の読み方がわかっても、意味を知らない方は多いはず。
「黠奴」とは、「悪知恵がある人」「わるがしこい人」を意味します。
いい意味の言葉ではないため、悪役や悪人を表現する際に用いられる言葉です。
「黠」は「わるがしこい、こざかしい、腹黒い」などの意味があります。
「奴」は「そいつ、そやつ」など、人を罵る言葉です。
(『広辞苑』より)
(3)「黠奴」の類語
「黠奴」には、似た言葉がいくつか存在します。
「わるがしこい、こすい」という意味の「狡猾(こうかつ)」や「心だてがいやしいこと」を意味する「卑怯(ひきょう)」などは、よく使用される類語です。
また、同じく「ずる賢い人」を表す言葉で「古狸(ふるだぬき)」「古狐(ふるぎつね)」など動物に例える表現も使えるでしょう。
さらに、「わるがしこい子ども」を表現するなら「狡童(こうどう)」という言葉もあります。
(『広辞苑』より)
今回は、「黠奴」の読み方や意味をご紹介しました。
あまり人に使用する機会はない言葉かもしれませんが、小説などの悪役の表現で見かけるかもしれませんね。
この機会に、ぜひ覚えておきましょう。
(恋愛jp編集部)