(2)「坩堝」の意味
「坩堝」の読み方がわかったところで、意味についても調べてみましょう。
「坩堝」とは、化学実験に使用する深皿を指します。
耐火性で、物質を溶融または灼熱するための白色磁器です。
学生のときに、理科の実験などで扱った方もいるのではないでしょうか?
「坩堝」の中が灼熱状態であることから転じて「興奮・熱狂している場」という意味でも使用されます。
また、「種々のものが入り混じった状態」という意味ももつ言葉です。
(『広辞苑』より)
(3)「坩堝」を用いた慣用句
容器を意味する「坩堝」ですが、転じて場を形容する言葉として使われることが多々あります。
よく聞く言葉は「坩堝と化す」と、場内が熱狂することを表す際に使うのではないでしょうか。
また、さまざまな民族が混在して暮らしているさまを「人種の坩堝」と言い表しているのも、聞いたことがあるのではないでしょうか?
「坩堝」を用いた慣用句はよく使用されるので、意味も一緒に覚えておくと便利ですよ。
(『広辞苑』より)
今回は、「坩堝」の読み方と意味をご紹介しました。
本来の、器としての「坩堝」はあまり見かけなくても、たとえとしての「坩堝」はよく耳にすることが多い言葉です。
読み方と意味を覚えておけば、知的な印象を与えられるでしょう。
(恋愛jp編集部)