(2)「愈々」の意味とは?
詳しい意味は知らなくとも、なんとなくわかっていたという方もいるでしょう。
ここからは、「愈々」の意味について見ていきます。
「愈々」には4つの意味があり、「その上に、よりいっそう。ますます」。
「確かさが増し決定的となったさま。確かに。間違いなく」。
「勢いがそこまできたさま。とうとう。ついに」。
「差し迫った状態になるさま」として使われています。
同じ言葉を重ねた言葉は強める作用もあるようなので、愈々も意味自体が強めの印象になります。
(『広辞苑』より)
(3)「愈々」の語源
「愈々」の「いよ」は「いや(弥)」が転じたのがきっかけです。
「いよ」を重ねたものが、「いよいよ」となりました。
上代では、「いよよ」という形で使われていたようです。
“いよよ”とは「いよいよ(愈々)」の訳で、「いっそう」という意味があります。
(『広辞苑』より)
(4)「愈々」の類語
最後に、「愈々」と似た言葉を少しご紹介します。
「ますます」「いっそう」「なおさら」「弥が上に」という言葉が似ているところです。
その中でもあまり聞き慣れない「弥が上に」の意味を合わせて見ておきましょう。
意味は、「なおその上に。あるがうえにますます」です。
(『広辞苑』より)
よく耳にする、ひらがなであらわす「愈々」という漢字。
書くことも多い言葉なので、ここは漢字で書くのもひとつではないでしょうか。
「これはね……」と読み方を教えることで、あなたの印象も変わってくるかも?!
(恋愛jp編集部)