(2)「筮卜」の意味
「筮卜」とは、「筮竹(ぜいちく)を用いて占うこと」を指します。
少し身近な言葉で言うと「易占い」のことです。
「筮卜」は初めて目にする言葉でも、「易占い」は知っている方も多いのではないでしょうか?
「筮卜」とはじつは、占いの一種を指す言葉だったのです。
ちなみに、「筮竹」とは竹を削って作った細い棒で、長さは約40cmくらいです。
この「筮竹」を50本を1組として用い、占いを行います。
「筮竹」は別名「筮(めどき)」です。
(『広辞苑』より)
(3)「筮卜」の由来
「筮竹」という言葉の由来も調べてみましょう。
「筮」は紹介した通り、「筮」「筮竹」という占いの道具を指します。
「卜」は音読みでは「ボク」と読みますが、訓読みは「うらなう」と読む言葉です。
占いとはもともと、亀の甲を焼いてそのひび割れの形を見て行うものでした。
そのひび割れを象形文字にして「卜」という漢字になったのです。
「筮卜」以外にも、骨を用いた「卜骨(ボッコツ)」や、いい土地を占いで決めることを意味する「卜地(ボクチ)」という言葉もあります。
(『広辞苑』より)
今回は「筮卜」の読み方や意味についてご紹介しました。
占いに竹の棒を用いる方法があることは知っていても、その名称まではわからないと言う方も多いはず。
いざというときにサラリと読めると、知的な印象を与えることができるかもしれませんね。
(恋愛jp編集部)