(2)「朮」の意味
「朮」とは、キク科の多年草で、主に山に自生する植物です。
根は胃薬になり、若芽は山菜として食用できます。
「屠蘇散(とそさん)」という年始に飲む薬としても用いられ、1年の邪気を祓い寿命を伸ばす効果も期待されている植物です。
また、蚊を追い払うための「蚊遣(かやり)」としても使われています。
あまり馴染みのない植物ですが、汎用性が高くさまざまな活躍を期待できる植物です。
(『広辞苑』より)
(3)「朮」以外の山菜難読漢字
「朮」以外にも、山菜には難読漢字がいくつもあります。
まずは「筍」。
こちらは「たけのこ」で、竹の茎から出る若芽です。
では「薇」はどうでしょう?
こちらは「ぜんまい」と読み、渦巻き状のシダを指します。
最後は「土筆」です。
「つちふで」ではありませんよ。
正解は「つくし」と読む、スギナの胞子茎です。
筆の形をしていることから「土筆」という名前になったと考えられます。
(『広辞苑』より)
今回は、「朮」の読み方や意味をご紹介しました。
「朮」以外にも、山菜には難しい漢字が当てられていることが多いようです。
すべてスムーズに読めたら、周囲の人を驚かせることができるかもしれませんね。
(恋愛jp編集部)