(2)「蝕ゆ」の意味
「蝕ゆ」とは、「日または月が蝕する」ことを意味します。
つまり、読み方で紹介した「日蝕」や「月蝕」のことを指すのです。
「蝕」という漢字自体、虫が食うように、少しずつ端から隠れていく様子を意味します。
また、皆既日蝕や皆既月蝕になると、「蝕え尽く」と言い表すこともあるようです。
(『広辞苑』より)
(3)「蝕ゆ」とはどういう現象?
「蝕ゆ」という現象を、もう少し詳しく調べてみましょう。
まず「日蝕」は、月が太陽と地球の間に来て、太陽光線を遮る現象を指します。
そして「月蝕」は、地球が太陽と月の間に来て一直線に並び、太陽の光を遮ることで月の光る面が欠けることを指します。
同じ「蝕ゆ」でも、日蝕と月蝕では少し原理が異なるのです。
ちなみに、太陽がすべて隠れる皆既日蝕では、空が暗くなります。
月が隠れる月蝕は、欠けた部分は黒ではなく暗い赤色に見えるのです。
(『広辞苑』より)
今回は「蝕ゆ」の読み方や意味を調べてみました。
日常では使用しない言葉ですが、小説などで見かける機会があるかもしれません。
いざというときのために覚えておいてくださいね。
(恋愛jp編集部)