いつでも味方でいてくれる存在のお母さん。
優しく、そして時に厳しく、母の愛を感じる瞬間はさまざまではないでしょうか。
そこで今回は、お母さんの無償の愛を感じたエピソードをご紹介します。
愛ゆえの厳しさ
幼少期に父を病気で亡くした私達姉妹。
妹が20歳の時、妊娠したと姉と私に打ち明けました。
母に内緒にできる程簡単な問題ではないので妹から母に話すように諭しました。
妹から告げられた母は何も言わず、翌日から家の中の凍り付いたような雰囲気に誰もこの話を持ち出せなくなりました。
週末、妹が相手の男性をつれてきました。
家の中へ通すと母は静かに「ドアしめて」と姉と私にいい、暫くすると、耳を塞ぎたくなるような罵声と怒鳴り声。
聞いたことのないようなセリフが母の口からでていました。
その後、静まり返る部屋をそっと覗くと正座する妹たちに「授かった命、大切に守りなさい」と語り、「娘を泣かしたらこの程度じゃすまないよ」と相手の男性に睨みを利かしていました。
(55歳/会社員)