「男性だから」、「女性だから」。
このような常套句を盾にして何かと文句を言ってくる人は、ジェンダーバイアスを持つ可能性が高いです。
ジェンダーバイアスとは直訳で「性の偏見」といい、男女二元論的な考えを指します。
LGBTQやジェンダーレスが広まってきている現代では、少し古臭い印象を与えてしまうかもしれません。
今回は、ある飲み会でのモヤっと体験をご紹介します。
「手が小さくてかわいい」と言われて…
職場での飲み会でのことです。
隣に座っていた男性が女性の手を見て、「やっぱり女性は手が小さくてかわいいよね」と言いました。
なにがやっぱりなのか意味が分からないです。
なによりも、同席していた女性の一人がとっさに自身の手をテーブルの下に隠したのが印象的でした。
そのかたはスレンダーで手足が長くて身長も高く、モデルさんのようにきれいです。
女性だから華奢だとか、力がないだとか、そういうイメージや生物的な大まかな違いがあることはもちろん理解できるのですが、なんだかモヤモヤします。
こういうときのうまい切り返し方はないでしょうか。
(37歳/会社員/フリーター)
手が小さい=可愛い?
ある飲み会で、上司から「やっぱり女性は手が小さくてかわいいよね」と言われた会社員。
しかもこの発言の後、同席していた女性が自分の手をテーブルの下に隠したというのです。
上司の「やっぱり」という言葉がジェンダーバイアスそのものですよね。
もしかしたら、同席した女性は自分の手をコンプレックスだと捉えていたのかもしれません。
何気なく視野を広げられるように…
体型が小柄な人がタイプな方は多いかと思いますが、手が小さいだけで「可愛い」だと決めつけるのはあまりにも強引な気がします。
その上司の方が知らないだけで、がっちりした手を持つ女性もいます。
もしこんな場面に遭遇したら、「ありがとうございます。でも手が大きい女性も意外と多いですよ」というように、その人の視野を何気なく広げてあげるといいかもしれません。
まずは発言を認めてあげると、相手を傷つけずに済むかもしれませんね。
皆さんはこのエピソードどう感じましたか?
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※こちらはあくまで個人の主観に基づいた体験談です。
(恋愛jp編集部)