PMSタイプチェックの結果が、【セロトニンタイプ】に該当したあなた……。
その特徴と対処法を一緒に確認していきましょう!
※PMSタイプチェックとは、女性ホルモンの乱れによって起こるPMSを、
原因別に「自律神経タイプ」か、「セロトニンタイプ」か、「卵巣タイプ」かに大きく分けたもの。
まだ自分のPMSタイプを知らない方はこちらをチェック!
セロトニンタイプの特徴って?
生理前に食欲が増したり、眠くなったり、気分がふさぐなどの症状をよく感じるあなた。
女性ホルモンのエストロゲンの低下によって、脳内物質であるセロトニンも一緒に低下するのが要因です。
このタイプは、セロトニンが不足しており、落ち込みや憂うつなど気分の不調が出る傾向があります。
また、30代以上の方は女性ホルモンであるエストロゲン分泌量の低下にともなって、もともとセロトニンが不足していなくても、年々、不足気味になり、PMSが出やすくなるでしょう。
眠りが浅い、なかなか起きられないなど、睡眠に影響が出ることも……。
対処法:呼吸が鍵!
日々が忙しくても“没頭していると不調を感じない”ので、なにか集中して楽しめる趣味や仕事などを見つけましょう。
すると心のバランスを整えることができますよ。
そしてまず気を付けるべきは呼吸。
姿勢が悪い人が多く、猫背で呼吸が浅くなりがちです。
肩周辺の筋肉を緩め、“ゆっくり長めに息を吐くこと”を意識して身体のすみずみまで酸素がいきわたるようにしましょう!
また、全身のリンパが詰まりやすいため、デコルテもゆるめて、姿勢を正すのも大切です。
脳と全身の血流の行き来が円滑になるように、首から天柱あたりをよくほぐすのもおすすめ。
リズムを繰り返す運動もセロトニン活性化に有効なので、
ウォーキングやジョギングを週2~3日続けると女性ホルモンも整ってくるでしょう。
脳内物質の癒しホルモンであるオキシトシンが分泌されるとセロトニン神経も活性化されるため、
フワフワしたものや好きな香りのアロマなど「自分が心地よいと思えるグッズ」を常にもっていると脳もリラックスできますよ。
生理前は落ち込みやすいタイプ
【セロトニンタイプ】は、生理前に落ち込みやすい傾向にあります。
「PMSのせいで気分が沈むんだ」と自覚があるだけでも、心が少し楽になるかもしれませんね。
またこのようなビタミンB6を多く含む食材を積極的にとると、イライラや気持ちをコントロールできないといった不調を和らげることができるでしょう。
自分のタイプをきちんと自覚し、適切にPMSにアプローチしていけるといいですね。
【参考文献】
『女性ホルモン』の不調を改善し、心身の美しさを引き出すセラピストのための女性ホルモンの教科書
著者 烏山ますみ
発行元 株式会社BABジャパン
発行年 2015年5月
(MOREDOOR編集部)