妊娠や出産は人生の中でも大きな変化。
わからないことや初めての体験も多く不安になってしまいますよね。
そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!
今回は、切迫早産で入院し34週で出産したOさんの例をご紹介します。
ーーー切迫早産とは、「早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のこと」です(日本産科婦人科学会HPより引用)。
つづきレディスクリニック、吉岡範人。
1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。
16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。
Oさんの出産時の状況
■出産したときの家族構成:夫、私
■出産にかかった時間:1時間
Oさんの出産レポ
自覚症状のないまま定期健診で切迫早産と判明し、そのまま車椅子にのり即入院。
1ヶ月程なんとか乗り切り、34週で出産しました。
夜中に破水したものの朝までぐっすり眠り、今日中に産まれると思っていたので気合いを入れて朝ごはんを食べました。
すると、看護師さんに「もう食べないよ!早く移動しないと生まれるよ!」と、とても食いしん坊な人のように注意されてしまいました。
痛みに強かったのか、あまり陣痛を感じませんでした。
出産時におこったハプニング
初めての分娩台で緊張していましたが、先生や助産師さんがとても応援してくださいました。
皆さんの声援がすごくて、だんだんと分娩台の上で自分がお祭りの中にいるような空気を感じてしまい、陣痛は痛かったけど思わず笑いが止まらなくなってしまいました。
パートナーのサポートはどうでしたか?
軽い陣痛のときにまだ家で待機をしていた夫に、今日中に何とか生まれるかなと連絡をしていました。
その連絡の30分後には本陣痛があり「今すぐ来て!!」と呼び出し。
しかし、結局立ち会いに間に合わず、サポートどころではありませんでした。
早産だったために早く産んでしまったことに対しての負い目と、それでもやっと会えた我が子との対面の喜びで感情がぐちゃぐちゃで複雑な気持ちでした。
小さいながらに元気に産まれてきてくれて本当にありがとうと思います。
Oさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは
動画を撮っておけば良かったです。
お腹が日に日に大きくなるところや、パパとのやりとり、胎動でおなかがぐにょぐにょ動いたり、産まれてからも毎日違う顔を見せてくれます。
写真もですが、動画でたくさん残しておけば良かったなと思います。
Oさんからこれから出産する方へメッセージ
たくさんの楽しみとそれ以上の不安があるかと思います。
ですが、赤ちゃんは強いです!
生命力は本当にすごいです!
なので、リラックスしてください。
ママの安心が赤ちゃんの何よりの栄養なので、笑顔で楽しく妊婦生活も出産も頑張ってください!
案ずるより産むが易し
妊娠生活が味わえるのも今だけ。
あまり不安になり過ぎず、リラックスして過ごせると良いですね。
ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「頑張って」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※監修医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人
(MOREDOOR編集部)