生理出血量には個人差があり、月により異なることも。
ただ、いつもより量が多いのに加えて他の症状が出てきたとしたら不安になってしまいますよね。
そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。
福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
専業主婦Aさんの場合……
子宮筋腫を患いました。
39歳の頃体がだるくなり、生理の量も多かったので婦人科に行きました。
どんな治療を受けましたか?
最初は症状を改善するために、漢方薬を飲み様子を見ていました。
私の場合、だるさなどの症状、大きさ、貧血があり次第に腫瘍が大きくなり、最終的には直径が8cmくらいになったので子宮ごと切除しました。
手術も先生と相談して、子どももいて今後妊娠の希望がなかったため、筋腫だけではなく、子宮を取る手術を選びました。
手術して非常に楽になりました。
卵巣も残っているため、更年期症状などもありません。
また当時次男は3歳、母は父の介護をしていて預けられなかったので、託児所がある病院を選びました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
子宮筋腫は良性の病気で、比較的多くの人が患っているそうです。
治療をするうえで4つのポイントがあり、痛みなどの症状、大きさなどのサイズ、血液検査で貧血があるかどうか、妊娠を希望しているかどうかで判断し、治療は内科的治療で良くならなければ、外科的な治療をするそうです。
今後の子宮がんのリスクがない事が安心できます。
そして婦人科は恥ずかしくて行きづらい部分とありますが、きちんと診断してもらえるように早く行った方が良いです。
生理の量が多くてシーツまで汚れる方は、ナプキンのおむつタイプがあるのでぜひ使ってほしいです。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。
体の異変に向き合うことを大切に
体のだるさや生理の出血量の多さの原因は、子宮筋腫だったというAさん。
Aさんは託児所がある病院で適切な治療を受けられましたが、体の異変に向き合い、都合に合った病院を選ぶことは大切と言えるでしょう。
生理以外にも何か体に違和感があるのなら、病院で一度診てもらうことを検討してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)