キャンプ女子株式会社が全社にChatGPTを導入!「より自分たちにしかできない仕事を」

キャンプ女子株式会社が全社にChatGPTを導入!「より自分たちにしかできない仕事を」

「自分と自然に気持ちのいいキャンプ」、「ネイチャーポジティブなキャンプ」をテーマに情報を発信するキャンプ女子株式会社が、全社でChatGPTを活用することを発表しました。

AIを導入することで、業務の効率化や品質向上が実現され、社員のワークライフバランスも改善されると共に、新しいキャンプスタイルを提供することに注力していく形です。

代表へインタビュー!

MOREDOORでは、キャンプ女子株式会社代表の橋本華恋さんにインタビューを実施。

「AIが支えるキャンプ」の背景や今後の展望を聞いてみました!

キャンプ女子株式会社とは?

(以下橋本さん)キャンプ女子SNSメディア「キャンジョ」や、最新情報を届ける「キャンジョMAGAZINE」、キャンプ道具レンタル「福岡キャンプレンタル」、キャンプ場向けコンサルティングサービス「キャンプパートナーズ」などを運営するアウトドアクリエイションカンパニーです。

アウトドア製品の開発・プロデュースも行っており、現在は熊本県にキャンプ場も建設中です。

キャンジョMAGAZINE

どんな風にChatGPTを活用していますか?

キャンジョMAGAZINEのライティングや、動画の編集作業などに使っています。

またキャンプ場コンサルティングでは、ChatGPTが提供する多彩なアイデアを活用し、新しいキャンプ場のプランを提案しています。

さらにアウトドア製品の企画開発でもニーズに合わせたグッズの開発が可能となり、インスタグラムのキャプションやハッシュタグの作成にもChatGPTを活用し、よりフォロワーからの反響を得ることができるようになりました。

制作物を作る支出も月30万円程度減少し、「このロケーションでこういう画を撮ろう」といった人間にしかできない仕事に注力することができています。

ChatGPT導入前、何か課題はありましたか?

弊社は日頃からさまざまなAIツールを使っていて「それが当たり前のこと」だと社員も認識していました。

そのため、その延長線上にChatGPTがあり、導入にとくに障壁はありませんでした。

ChatGPT導入後、お客様の反応は?

こちらも全くありませんでした。

これはとてもポジティブなことで、制作物のクオリティが下がっていないことを示していると思います。

メディア取材などで取りあげて頂く機会は増えましたが、コンテンツに関する問い合わせはないので、「より早く、より正確な情報を届ける」ことが出来ていると感じています。

今後のキャンプ女子の展望は?

ChatGPTだけでなく、進化するAIツールを積極的に活用してスピード感を上げていきたいですね。

キャンプ女子は2018年に立ち上げて1年で法人化し、これまで「楽しいキャンプ」「可愛いキャンプ」を発信してきました。

2023年現在ではキャンプの楽しさの認知は一般に広がり、次のフェーズへ移る段階にあります。

それは、“キャンプができる自然を守っていく”ということ。

人々がなぜキャンプにハマるかというと、街で暮らしているとどうしても“管理された不自然な環境”にいるからだと思います。

日常で“不自然”を体験しているからこそ、自然のなかに身を置くことでストレスが軽減し、癒されるんですよね。

キャンプの本質はそうした自然を楽しみ癒されることにあるので、“買ってすぐ捨てる消費コンテンツ”になるのではなく、“心が豊かになる最高の自然体験”を皆様へお届けできるようにしたいです。

そのために今サスティナブルキャンプグッズの紹介や、オーガニック食品を使ったキャンプ飯のレシピ紹介、エコキャンプの実践方法などを提供中です。

またエシカルな商品を扱う企業様との連携を強め、共同プロジェクトも実施しております。

自然を愛するキャンパーさんへ、一歩先ゆくキャンプ体験をお届けしていきたいです。(キャンプ女子株式会社代表、橋本華恋さん)

自然を愛する人々へ

進化しつづけるAIツールを駆使し「私たちにしか出来ない仕事へ」と邁進する橋本さん。

キャンプを通した心豊かな自然体験を愛する人々による本気の挑戦に、今後も目が離せません。

キャンプハックやさまざまな最新アイテムを紹介するキャンジョMAGAZINEも、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

キャンプ女子株式会社

キャンジョMAGAZINE


(MOREDOOR編集部)