生理痛や経血量には個人差があります。
異変を感じていたとしても、周囲の人に気軽に相談できないこともありますよね。
そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
Aさんの場合……
生理痛が酷く婦人科を受診したところ、約4cmの筋腫があることがわかりました。
ピルを処方してもらい、それから3ヶ月に一度の検診と薬の処方で経過観察することに。
しばらく様子を見ていましたが、4年後、いよいよ出血が止まらなくなり重度の貧血で入院。
その後、子宮を摘出しました。
病理診断で悪性腫瘍であることがわかりました。
どんな治療を受けましたか?
腫瘍がかなり大きくなっていたので、開腹手術をしました。
そのときはとても不安でしたが、他の臓器に癌細胞を広げずに丸ごと取り出せたので、結果的に開腹手術で良かったと思っています。
幸い転移もなく抗がん剤の治療はしていません。
今は再発や転移がないか経過観察中です。
世の女性陣へ伝えたいことは?
女性ならではのトラブルに不安を抱えている方も多いと思います。
私のように悪性腫瘍のケースも稀にあるので、放置は危険!
受診や開腹手術などへの不安もあるかとは思いますが、摘出して生存できているので良かったと思っています。
共に頑張りましょう!
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。
放置すると命に関わることも……
酷い生理痛に悩み、婦人科を受診したというAさん。
4㎝ほどの子宮筋腫が見つかったそうですがその後、悪性腫瘍へと進行してしまったようですね。
婦人科系のトラブルを放置していると命に関わる危険性もあるため、異変を感じたときは早めに受診するように心掛けましょう。
今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)