疲れている時、あなたはどのような休み方をしていますか?
寝溜めする、甘いものを食べる、お酒を飲む、お風呂にゆっくり入る……など、休み方は人ぞれぞれ。
でも間違った休み方をすると、さらに疲れてしまう結果につながるかも……。
そこで今回は、宝塚ケアサロン鍼灸整骨院 板東賢先生の『【休み方がわからない方へ】疲労サインから自分を守る対処法』を紹介します!
健康要約ch治療家Bando
市民病院やリハビリテーション勤務やプロ野球のトレーナーを経て、2015年宝塚市で宝塚ケアサロン鍼灸整骨院を独立開業。
宝塚全組のトップスターやスターの定期的なメンテナンス、治療に従事。
(保有資格:柔道整復師、鍼灸師、登録販売の免許、リラクゼーションセラピスト)
最初に……
皆さんは『休む』『体を休める』ということを誤解しているかもしれません。
休み方には『静止休息(休暇)』と『動的休息(休暇)』の2種類があるのを知っていますか?
この2種類を上手く使うことで、疲れがとれる最高の休み方になるのです。
今から、休み方には2種類あるということ、そして2種類の各休み方を紹介していきます。
静止休息と動的休息
静止休息とは、体を動かさずに休める方法。動的休息とは、体を動かして休める方法です。
ポイントは、静止休息は『肉体』、動的休息は『脳』を休めているということ!
では、2つの休息について具体的に説明していきましょう。
静止休息とは
ゆっくり寝る、ぼーっとしながらテレビを見る……。
このような疲れている時に良くする行為は、静止休息にあたります。
しかし静止休息では疲労の2~3割しか回復しない上に、度が過ぎると逆効果になってしまうことも。
そのため静止休息は1日のうち、2~3時間にとどめておく必要があります。
さらにタンパク質を摂る、マッサージ・整体に行くなどセロトニンを意識すると疲労回復効果が期待できます。
揚げ物ではなく、サラダ、玄米、チキン、納豆などを選択してみましょう。
動的休息とは
脳疲労、ストレス疲労、環境による疲労で「脳を休める」のに効果的なのが動的休息です。
この動的休息は、疲労の7~8割を回復してくれる最も重要な方法です。
しかし、「運動」「ストレッチ」と聞くと、なかなか一歩踏み出せないのも事実。
疲れている時に運動なんかしたくないですよね。
しかしストレス社会の今、従来の静止休息だけではストレス・疲労に太刀打ちできません。
そこで必要になるのが『動的休息』なのです。
次に、なぜ『動的休息』が必要なのかを考えてみましょう。
動的休息の必要性
慢性的にストレスの負荷がかかり続けていると、悲観や鬱、引きこもり、恐怖など負の連鎖が生まれ、抜け出せない状態に。
この状態で『静止休息』をすると、色々頭で考えてしまい、ネガティブ思考に陥り、間違いなく症状は悪化します。
一方、『動的休息』では、体を動かすことで嫌なことを忘れ、運動後はポジティブレベルや仕事の効率が上がり、集中力が高まったという研究結果も。
つまり、体を動かせば脳が休まり、脳が休まれば体も休まるのです。
脳が休まった状態で体を静止休息にもっていくことで、100%に近い休息時間が作れるようになるでしょう。
動的休息ではどんな運動を?
『動的休息』ではどれくらいの運動が必要なのでしょうか?
科学的な研究によると“週トータル6時間の高強度の運動”が望ましいとされています。
いきなりそんな運動はできませんよね。そこで体力・気力・精神力を底上げするオススメの運動3つを紹介します。
どれか1つからでも良いので試してみてください。
100mぐちぐちマラソン
100mくらいの距離を嫌なことを吐き出しながらランニング。
走り終わるとほんのり疲労感と爽快感が得られるオススメの運動です。
コンビニに行く際など日々の生活で取り入れてみてください。
自重トレーニング「ランジ」
ランジとは、前後に足を踏み出して、股関節やひざ関節の曲げ伸ばしをするトレーニングです。
ほどよい疲労感が得られたら、そこで終了してOK。目安は20~200回です。
ポイントは一歩踏み出す時に、「今食べたい物」「好きなアイドル」など、好きな物・人・こと、もしくは嫌いな人を想像しながらやること。トレーニングのモチベーションにつながりますよ。
好きな運動系YouTuberを見つける
宅トレなど、家でできるエクササイズを紹介する動画はたくさんあります。
まずは好きなYouTuberを見つけてチャンネル登録しましょう。
そしてHIT(インターバルトレーニング)をやってみたり、深呼吸しながらストレッチをやってみたりとできることから始めてみてください。
最後に……
頑張りすぎて限界ギリギリ、どうしようもない……と感じたら、ぜひ今回紹介した2つの休息を取り入れてみてくださいね。
健康で快適な生活を送り、毎日ぐっすり眠れますように。
今回は、宝塚ケアサロン鍼灸整骨院 板東賢先生の『【休み方がわからない方へ】疲労サインから自分を守る対処法』をご紹介しました!
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◎宝塚ケアサロン鍼灸整骨院
(MOREDOOR編集部)
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